ちぐさのひとりごち

流されるがままに生きてきた人が想うことをたまーに書きます。

祭りについて雑感

今週のお題「バレンタインデー」

そもそもバレンタインもまだ流行り始めてから50年程度しか経っていないそうで。私からすれば生まれた頃から存在するイベントで、カレンダーにも書かれている事すらあると思うと不思議なものです。

日本におけるキリスト教文化の曲解と展開はクリスマスを始めとして面白い形だと誰しもが感じることと思いますが、バレンタインの場合は謂れを紐解くともはやその存在すらも創作の可能性がありバレンタイン氏の実在すらも危ういとあって面白いですね。北米の小学校では全生徒がクラスメイト全員にメッセージを添えてチョコレートを配るよく分からない博愛イベントですので、それに比べればなんとか恋愛に近い形でイベントになっている日本は商業的かつ義務的とは言え未だ原則に近いところにあるのかなと思います。

まぁ、それを言ったら米国におけるハロウィンやそれを更に曲解して取り込んでいる日本とか、最早祭りとしての機能は形骸化していて、本来の趣旨は失われているわけでして。

とはいえそれを掘るとそもそもキリスト教文化どころか日本における祭りや習慣も、宗教の有無を問わず最早何故それをやっているのか分からなくなっているものも多いわけで、正月の祝いと旧暦の正月を祝うアジア圏の皆様との差もそんな風に見えているのかなと思うと不思議な気分です。結局ヒトというものは何らか理由をつけて活動することに意味を持たせ、他と同様の活動をし比較して相対的な位置を確認して満足するだけの生き物なのでしょうね。

今年も義理で幾つか頂戴しましたが、職場での年次が上がるにつれお返しのレベルを気にしなければならないのが家計には若干厳しいもので。ですので、そろそろまた、イベントとしての在り方を概念から変えるべきかもですよ。変わったチョコを食べられるのは嬉しいのですが……