脊髄腫瘍顛末記4 -2年経過の検診など-
手術をしてから2年が経ちまして、1年ぶりに検査に行ってきました。
主治医が居なくなってました。
壁には異動しましたなんて書いてありますけど、医局のサイトからお名前は消えてるし検索しても少ししか出てこないし。一体何があったのかなぁ…色々邪推もしてしまいますが、分からないので諦めるしかないかなと。やはりこういうことがあるので迂闊に人に医者を勧められないなぁと思ったりしました。責任とれないもん。
新しい先生はあんまり患者の言うことは聞かない人で、診察は早いので回転は早いし待ち時間が無いのは良いけど…この人だったら執刀はお願いしなかったかもしれないなぁと思ったりしました。とても失礼な事を言ってるのは分かっていますけど。
ここ数ヵ月はトイレで小が出し辛かったり、手に怪我をしても気づかないでシャツやモノを血塗れでダメにしたり、ボタンが片手でとめれなくなったり、変なところでちょくちょく躓いたり、周りの人より足が遅くなったりと、変な症状が頻発していて、あれ?これヤバいんじゃない?と思っていたのですが、MRIの画像はとても綺麗だし、何にも問題ないとのこと。
画像に問題なければ症状があるのは季節的なものだろうし、気にするなと言われておしまい。まあ、空洞も映ってないみたいだし、治ったのならそれでいいか、とも思う。少なくとも普通に生きてる上で支障があるかと言われれば無いのだから、と自分で自分を納得させる。
ここのところ精神的にも色々きてるので、そういうのも関係してるのかもしれないし。そういうもんだと割りきる。割りきろう。
酔っても楽しくない酒と、遊んでも楽しくないゲームと、読んでても飽きて投げ出してしまう小説と。
どうしちゃったのかねぇ。
5年後の自分へ / 2回目の転職にあたって
はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第2弾「5年後の自分へ」
今の気持ちを思い出せるように、詳細に書いてみる事にします。
5年前の4月、管理職に任じられ、部下を持ち仕事をするようになりました。当時はメンバー全員が自分より年上で、皆がその職域の素人だったのを、一人一人適性を探し仕事を広げ、成長させてガムシャラに進めました。周りからの信頼を積み重ねあれから5年、職位は更に1つ上がり、部下や仕事の範囲が増減しながらも、経営層の集まりにもちょくちょく呼ばれるようになり、この会社を支える一員になれているのかななどと思ったりもしてきました。そんな中、先日、現職を辞し新たな道へ進む事を決めました。
勿論、部下も上司も経営者も含めた会社の人達も仕事もその商品も、この会社が好きでこの仕事を続けてきましたし、その気持ちに今も嘘偽りはありません。子供の頃から馴染みがあり、自分自身が楽しんできたそれと別れを告げるのは、正直なところ辛い気持ちが無いとは言いません。
ですが、この5年でやってきた全てのことに一旦大きな区切りがつき 、次のステップを考えた時に、社内で自らが叶えられるポジション複数と、そこで想像される業務と報酬とを見比べ検討すると、なかなかキャリアパスとして魅力を感じ難いものになりそうだと判断し、この夏、社の内外問わず、自らが実現できる道を探る事にしたのです。
そして転職活動を始め、残留という選択肢の他に大きな候補として、(1) 同業他社の規模や商材の大きなところ (2) 同業種にも展開する総合企業 (3) 全くの異業種 の3社の選択肢があったのですが、結局3つ目の異業種を選ぶ事にしました。業務内容は概ね今と変わりませんが、平社員としての転職です。同社選択の理由は、企業体としての規模や提示された報酬と共に、同社のこれまで出してきたプロダクトへのリスペクト、そして今まさに進んでいる新たな挑戦にジョインし、新しい価値を世界に生み出すことに関与できること、全てが僕の目には魅力的に映りまして、そこで全力を尽くし挑戦してみようと決めました。
新たな所属先にとっても、私自身にとっても難しい挑戦だと理解していますので、もしかしたら3年後には大変なことになっているかもしれません。5年後には全く違うことをしているのかもしれません。ですが、今の気持ちを忘れずに、5年後の自分が更に花開き、認められ、成果を出せていると信じて、頑張っていこうと思います。
こんな気持ちで転職したんだ、
これを5年後読んで思い出して、
次の5年をどう生きるか、
また考えたいと思う。
続 オーブンレンジと私
先日オーブンレンジを買ったけど、
これが本当に良いものなのです。
簡単な経緯
自分がご飯を作るときは無頓着すぎて美味しくないものが出来上がるため、妻には評判がとても悪いのですが、このレンジは付属のレシピに書いてある分量を混ぜて専用トレイに乗せ、調理番号を押すだけであら不思議、たった10分でちゃんとした、妻が食べても美味しく食べれるおかずが出来上がるのです。
これで家事のできない世の中の男性陣はいつ家族に見捨てられても暖かいご飯が家庭で食べれますし、これさえあれば食べられるものを自宅で妻や家族に作ってあげることだってできるのです。革命的といっても良いのでは無いでしょうか。片手がたまに不自由になる私にも、こんなにありがたい事はないです。
そんな訳で改めてPanasonicのオーブンレンジ様であられるbistro様を私は強く皆様に勧めたいのですよ。旧型もそろそろ在庫が尽きつつあるのか販売店が減ってますし、ボーナス商戦では直近の型でも10万を割ってくるのではと思います。
こっちが旧型(買った方)
パナソニック ビストロ スチームオーブンレンジ 30L ルージュブラック NE-BS1200-RK
- 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
- 発売日: 2015/06/01
- メディア: ホーム&キッチン
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こっちが新型
パナソニック ビストロ スチームオーブンレンジ 30L ルージュブラック NE-BS1300-RK
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2016/06/01
- メディア: ホーム&キッチン
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そんな感じで。
オーブンレンジ
欲しい物ができた。
パナソニックの初代ビストロを頑張って使い倒していたのですが、先日ついに内部の塗装が剥離してしまい、電子レンジを使うと火花が!
仕方ないので一世代前のものを買うことにしました。
パナソニック ビストロ スチームオーブンレンジ 30L ホワイト NE-BS1200-W
- 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
- 発売日: 2015/06/01
- メディア: ホーム&キッチン
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新作が出てるみたいだけど、あちこちのレビュー見る限りこれで十分かなと。
青春の一冊に辿り着くまでの思考の筋道と、選んだ一冊について。
特別お題「青春の一冊」 with P D MAGAZINE
何を書こうか戸惑い、先ずはその対象の絞り込みから始めてみた。
青春の一冊。そもそも青春とは何か。
…良く分からない。青年時代とはいつなのか。
なるほど…10代後半からで、強調をするほどでは無いとして、15歳~29歳としましょう。その間で読んだ本のうち、お題の中にあるように「時間を忘れてしまうほど夢中で読みふけった一冊」、ただし「漫画・コミックの類は対象外」として、これを選んで書けば良いのだということだそうだ。
…さて、どれにしよう。
読み耽ると言えるほどにどっぷりハマって読み続けた本があっただろうか。10代前半までなら日本に居なかった事もあり、日本語に飢えていた為、近くで手に入る本なら何でも読んだ。福永令三氏のクレヨン王国シリーズ、宗田理氏のぼくらシリーズ 、星新一氏、筒井康隆氏のSF短編、高千穂遥氏のクラッシャージョウシリーズ、赤川次郎氏の各シリーズなどなど、当時の年代で読める物は何でも読んだ。青春の門を読んで子供心にドキドキしたりもした。意味がわからないなりに団鬼六氏の作品を読んで世の大人が怖くなったりもした。何にせよ自由な時間はほぼゲームか、日本語の活字と共にあった。
10代後半は日本に戻り、この飢えから解放されていた為、ロクな読書をしていない。どちらかと言えばマンガばかりで、これを除いてしまうと本当に神坂一氏のスレイヤーズシリーズ、上遠野浩平氏のブギーポップシリーズ、あかほりさとる氏の各シリーズ、その後に小野不由美氏のゴーストシリーズと十二国記シリーズ、田中芳樹氏の創竜伝シリーズ…挙げていくだけで恥ずかしくなってくる。
20代に入る手前くらいから結婚するまでは、宮部みゆき氏、森博嗣氏、京極夏彦氏を主軸に各シリーズを乱読しつつ、西尾維新氏、乙一氏、青柳碧人氏など同年代の書く文章を凄いなと思いながら読み、結婚後は読書という趣味そのものが無くなった。ただ、十二国記シリーズだけは続きが気になるのでノンビリ待つ事にしている。
久々に本について真面目に思い返してみたが、こうこれ迄に読んだもののうち、主要なものを並べてみるだけでも、一冊これと言われると非常に悩ましい。唯一諦めきれずに新刊を待ち続けている十二国記シリーズが最もこれに近いのかもしれないが、シリーズの中でどれをと考えた場合、やはり最初から読んで世界観を理解してからでないと、私の最も好きな「図南の翼」の本当の良さは伝わらないだろうし、それを一冊に選ぶのは、紹介される側からすると宜しくないだろう。
すると、短編作品集か、ストーリーが一冊で着実に遜色なく完結する物を選ばねばならぬ事になる。更にはその中でも青春時代のベスト。これは難解な問題だ。敢えてその中で、このブログのエントリを読んで頂いた方に一読頂きたい一冊を…と考えて考えて考え抜いて、吉本ばなな氏の「哀しい予感」にした。
未読の方も少ないかもしれませんが、もし読まれる方がいらっしゃる場合にはWikipediaなどにはネタバレが多分に含まれていますので避けて頂けたらと思う。
選んだ理由は、その世界から想像される空の色、湿った空気、匂い、音、時間感覚がスムーズに自分の中に入り込んできて、当時の自分には妙に心地よく感じられたこと。また、「おば」の行動や言動が変に生真面目だった自分にはとても魅力的に感じ、惹かれたものだ。今思えば、当時の私はこの一冊を何度も読み返しましたが、それは恋愛感情の生まれる前だったので分からないが、恋のようなものだったのかも、しれない。
そんな訳で長々と書いた割にはベストセラーの有名作品で恐縮だが、私の青春の一冊でしたとさ。
- 作者: 吉本ばなな
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/12
- メディア: 文庫
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